離乳食の道具が知りたい方へ
離乳食を始めたいけれど、どんな道具を用意すれば良いか分からない。できれば安くて便利な物を買いたい、と考えていませんか。
この記事を読むことで、離乳食に必要な基本の道具と、値段や便利さの観点から見たおすすめの道具が分かります。
私は男の子の父親ですが、自分で離乳食を作って育てました。本記事では、その時に使用した基本的な道具と、私が使ってみて便利だと思ったおすすめ道具を、経験に基づいて全て紹介します。
離乳食の調理に必要な基本の道具
赤ちゃんが食べやすい離乳食を作るには、まず食材をやらかく煮るのが基本です。
次に「裏ごしする」「すりつぶす」「すりおろす」などの調理が必要です。
普段の食事ではあまりしないような調理法を毎日行うことになるため、専用の道具があると便利です。
また、赤ちゃんにとって分量を守ることは安全と健康のためにとても大切です。最低でも大小の計量スプーンは揃えましょう。
小鍋
大きな鍋でも調理はできますが、水分の蒸発が多く、鍋にくっつく量も多いため、小鍋を用意すると良いです。
直径は14~16cmあたりがおすすめ。
おかゆを炊いたり、食材をゆでたり煮たりと大活躍です!
フライパン
一般的なフライパンでもいいですが、離乳食は少量ですので、直径20cmくらいの小さいものが扱いやすいです。
離乳食は、油を使わないまたは少量だけしか使わないものばかりのため、くっつきづらいフッ素樹脂加工のものがマストです!
計量スプーン、計量カップ、キッチンスケール
離乳食は少量のため、材料が1g違うだけで大きな違いとなります。
特にたんぱく質源の食品は、赤ちゃんが食べて良い量に制限があるため、必ずはかりましょう。
計量スプーンは大さじと小さじがあれば十分です。
計量カップは1カップ(200ml)をはかれるものを用意しましょう。
キッチンスケールは重さをはかることができれば機能は十分なので、安くて小型のものを1つ用意しましょう。
裏ごし器
これも大活躍する道具です。
特に、離乳食が始まったばかりの赤ちゃんは、少しのかたまりでも嫌がります。
離乳食初期でつまずかないためにも、早めに用意をしましょう。
裏ごし器はかたまりをなくせるだけでなく、野菜の皮や繊維も除けます。
つぶすときはスプーンなどを使いましょう。
すり鉢・すりこぎ
おかゆ、いも、野菜、豆腐、魚などどんな食材もすりつぶせます。
また、すりつぶしながら水分を加えていくことでかたさ調節ができるため、離乳食初期から
完了期まで長く活躍してくれます。
おろし器
食材を使う分だけ手軽にすりおろせます。
主に、野菜や高野豆腐などを均一に細かくするときに使います。
おろし目のあらさの違いで粒の大きさと食感が変わるため、時期や用途に合わせて選びましょう。
食べさせるとき
食べさせるときに必要な道具も毎日使うことになるため、「食べやすさ」や「手入れのしやすさ」を考えて道具を揃えましょう。
大切に使えば、幼児期まで長く使えますよ!
スプーン
離乳食用のスプーンは、発達に合わせて2,3種類を使い分けると◎です。
離乳食初期はスプーンの皿が小さくて平たいものだと、赤ちゃんが唇で食材を取り込みやすいです。
だんだんと量を食べるようになってきたら、少しくぼみのあるものを使うと食べさせやすくなります。
そして自分でスプーンを持って食べられるようになってくると、持ち手が短くて太めのものが扱いやすいです。自分で食べられるように、ぜひ用意してあげましょう。
食器
赤ちゃん用の食器は離乳食の量に適したサイズになっています。
食卓で安定する、すくいやすい形になっているため、自分で食べるようになってくると扱いやすいです。
食器はいろいろな種類があって迷うかもしれません。それぞれの特徴についてまとめますので、選ぶときの参考にして下さい。
陶器製:○食材のあら熱をとりやすく、重みがあるため卓上で安定しやすい。
△落とすと割れやすい。
木製:○手ざわりや口当たりが良い。
△電子レンジ加熱に向かない。
プラスチック製:○軽くて扱いやすい。落としても壊れない。
△長く使うと傷や色移りが目立つ。
スタイ
食べるときに服を汚さないためにつけます。
特に、ポケット付きのプラスチック製やビニール製のエプロンは、食べこぼしをしっかりキャッチして、水洗いも簡単ということで人気があります。
離乳食におすすめの道具
さて、離乳食に必要な基本の道具についてはバッチリですね。これだけ揃えれば離乳食を作ったり食べさせたりするのに、不足はありません。
ただ、他にも離乳食に役立つ道具はあります。
より便利に離乳食を作ったり食べさせたりするための、おすすめ道具を紹介します。
ハンドブレンダー
調理の時に幅広く活躍する道具です。
なんと!これ1台で基本道具の、裏ごし器&すり鉢・すりこぎ&おろし器のはたらきをしてくれます!
しかも持ち手を握るだけで、力も手間もいりませんので調理がとても楽です。(裏ごし器もすり鉢・すりこぎもおろし器も使ってみると結構手間なんですよね汗)
値段はそれなりにするため、無理に用意する必要はありませんが、私の家庭ではほぼ毎日活躍していたため、自信を持っておすすめできる道具です。
耐熱容器
離乳食の調理は基本の道具で全てできますが、最近では電子レンジで簡単調理ができるレシピも多いです。
軟飯などもレンジで簡単に作れるため、時短で楽なレンジ調理も視野に入れる時は用意するといいですよ。
離乳食調理セット
こし網やおろし板、ジュースしぼり、すり鉢・すりこぎなどがセットになった離乳食調理セットというものもあります。
通常の調理器具より小さいため、少量を作る離乳食の調理にはちょうど使いやすいです。電子レンジ加熱もできます。
ちなみに私は、親からプレゼントされ、使い倒しました笑。
冷凍保存器
おかゆや麦茶を作りすぎてしまったとき、そのまま捨てるのはもったいないですよね。
そんな時に便利なのが冷凍保存器です。
安全に保存できるのはもちろん、小分けにして冷凍できるため、必要なときに必要な分だけ使うことができます。
私は時間があるときにおかゆを少し多めに作って冷凍し、忙しい日は解凍おかゆで楽をしました!
テーブル付きいす
離乳食を食べるときに使います。
ママやパパのひざに乗せて食べさせることもできますが、とろとろの離乳食を口に運ぶことと、ひざの上で赤ちゃんを安定させることを同時に行うことが難しかったため購入しました。
いすに座ることを嫌がる子もいるようですが、これが私の息子には大正解!
とても居心地が良い様子で、お行儀良く離乳食を食べてくれました。
そして副産物ですが、息子がぐずっているときにこのいすに座らせるとすぐに泣き止みます。
離乳食の時以外でもかなり助かっていますので、検討する価値はあるのかなと思います。
おわりに
離乳食に必要な道具はたくさんありますが、最初は最低限でも大丈夫です。
離乳食を進めながら必要なものを揃えていきましょう。
離乳食の進め方やレシピなどは別の記事で解説していますので、ご覧下さい。
適切に道具を使って調理して食べさせることで、赤ちゃんが離乳食を大好きになることを願っています!
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